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謎の小説家・未来狂冗談(ミラクルジョウダン)が、思い付くままに物語を綴(つづ)ります。
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思い付くまま忍者物語・第一章(五)(忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)

そもそも大和朝廷によって、日本列島の西日本統一が実現された時、征服(侵略)部族の王達が神格化された。
王達が神格化された事もあって、「神の威光で統治する」と言う呪術的発想の「統治理念」から、武力を統治の裏付けとする事は建前上矛盾する。
矛盾を解消する為に、「軍事力ないし警察力の行使」と言う汚れた仕事は、国家の制度の内に「公式のものとしての存在を認めない」と言う世界でも類の少ない建前の「特異な制度」が採用された
この建前の「特異な制度」、「神の威光で統治する」が採用されたのは、当時バラバラだった部族を、平和的に一つにまとめるには、「精神的な支柱(神の導き)」が必要だったからである。
追々「お判りいただける」と思うが、日本の歴史は全てこの「神の威光で統治する」から始まって、血統は統治の為の拠り所と成り、思想や宗教は統治の為、或いは統治を覆(くつがえ)す為の道具に成った。
この建前の「特異な制度」、「神の威光で統治する」では、結果的に地方における警察力欠如の環境が成立してしまう。
しかし先住民の山岳ゲリラは続いていた。
進入部族の神など、彼ら先住民には知った事ではないのだ。
それに、征服部族同士の対立も散発的に起こっていた。その事が、地方(所謂、地域としての国)ごとの統治者の「私兵制度」が成立・維持される要件になったのである。
そこで中央では、最先端の科学力と信仰理論を修めた人材を結集して秘密警察の修験道師組織が内々(本音の部分)で編成される。
役小角(えんのおずぬ)の呪術は確かに物凄い威力を発揮してはいたが、それは奇跡でも怪奇現象でもなく、もっと「論理的な最先端の科学力で在った」と考えられるのである。
列島に渡来した道教が、日本オリジナルの陰陽道に変形して行った背景には、事代主を祭る賀茂氏(葛城氏)の影響である。
つまり「お上(氏神)には間違いが無い」と言う神話を作る為に、性善説に立った建前を民衆に植え付けたのだ。
そして、修験道の祖「役小角(えんのおづぬ・賀茂小角)」が創設した陰陽修験は、情報収集の為の「大規模ネットワークを持っていた」と言われて居る。
当時の国家規模の事業であるから、その莫大な資金源が朝廷から出ていなければ説明が着かない。
しかし初期の修験道師組織には、正式な朝廷の関与は見当たらない。
まぁ、精神論的「善意を前提」とした日本の政治手法の、良い加減な「建前と本音の二重構造」は、この時からの伝統かも知れない。
第一章(忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)(六)へ続く

作者の公式HP(こうしきホームページ)へは、「 未来狂冗談の部屋 」で検索して下さい。

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