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謎の小説家・未来狂冗談(ミラクルジョウダン)が、思い付くままに物語を綴(つづ)ります。
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思い付くまま忍者物語・第三章(五)(平安末期から鎌倉・室町期へ)

牛若丸(義経)は、鞍馬寺で、何者かに自分の身の上(身分)を教えられ、平家打倒を誓って剣の修行を始める。
何者かが勘解由小路の手の者で有ったのは言うまでも無い。
この修行した剣の流儀は、「京八流の剣」と言われ、いずれも修験道の武術より興っている。
この頃、弁慶(武蔵坊)など数人の部下を得ているが、五条大橋の「牛若、弁慶」の話は、興行的には面白いが、「眉唾ではないか」と思われる。
源氏の血筋に、「魅力を感じて集まって来た」と言うのが、現実的である。
実は、この源義経(牛若丸)をサポートして世に送りだした修験黒幕・勘解由小路(かでのこうじ)党の影には、表ざたには出来ない或る「やんごとなきお方(後白河上皇)」の御意志が働いていた。
源義経(牛若丸)が、いかに源氏の血統を有していても、それを担ぎ出す者達が居ないと、妾腹で九男坊の彼は、歴史の表舞台には踊り出る事は無かった筈である。
その、担ぎ出した男達の素性が、或る「やんごとなき方(後白河上皇)」の命を帯びた修験山伏・剣術熟達の一団だったのである。
京八流は、盾を使わない剣法として修験者から生まれ、様々に考案されて発展した。
これは、歴史的に世界でも珍しい剣法(術)と言われ、「相打ち確率が高い」と言われるが、その発祥の経緯で、たまたま相手が未開で有った為に、「剣を持たない」と言う環境から始まっている。
それが精神的におかしな発展を遂げ、卑怯な振る舞いはしない剣術の精神になったが、初期蝦夷(えみし)討伐の時点では、相手に「まともな剣は無かった」と考えると、充分に卑怯だった筈だ。
武蔵坊弁慶は、源義経に付き従う怪力無双の僧兵として広く知られている。
兵法に優れ、武術の達人だった武蔵坊弁慶が、幾ら源氏の血筋とは言え自発的に義経に臣従するのは如何にも不自然である。
武蔵坊弁慶に付いては、当時平清盛と対立していた比叡山から派遣され、源氏再興を謀った「義経付軍事教育顧問」説も浮かんでいる。
つまり武蔵坊弁慶は、最澄が興した、天台宗の総本山・比叡山延暦寺の「修験者(山伏)だ」と言われている。
これが事実であるなら、当然義経の影には「修験者(台蜜山伏)」のネットワークがあり、奇跡的な義経の戦闘方法を彼らが影で支えていたのではないだろうか。
義経主従の主たる人物の半分、武蔵坊弁慶、常陸坊海尊、伊勢(三郎)義盛、駿河(次郎)清重、熊野喜三太、鷲尾(三郎)経春らの正体は、「修験山伏関係」と考えて不思議は無い。強力有能な軍事顧問団であるから、恐らく勘解由小路・吉次の主力の一部だったのではないだろうか。
智謀と怪力で「主・源義経を助けた」と言われる武蔵坊弁慶には詳しい経歴が不明で、比叡山に入山しが乱暴が過ぎて追い出された事に成っている。
弁慶については後の創作が多く、手の付けられない乱暴者が義経に強者の鼻をへし折られて臣従した事に成っているが、そんな愚かな乱暴者が突然悟って知将に成るなどおよそ創作劇的である。
また、義経主従都落ちの後、畿内周辺に潜伏する義経一行を比叡山の僧兵らが庇護しており、義経と比叡山の僧兵の関係を伺わせるが、史実の弁慶については、都落ちした義経・行家一行の中に弁慶の名がある以外は、ほとんど明らかではない。
本来弁慶の詳しい経歴が不明なのは、それこそ「密命を帯びた工作員だったから」と考えるのが順当である。
同様に、伊勢三郎義盛の出自が明らかでないのは、ひとえにその出自を秘す陰陽修験の諜報組織に伊勢義盛が関わって居たからである。
いずれにしても謎の多い人物で「義経記」では、義盛は伊勢国二見郷(浦)の人で「伊勢の度会義連(わたらいよしつら)」と言う「伊勢神宮の神主の子である」とされ、また三重郡司川島二郎俊盛の子として「三重郡福村(現菰野町福村)で生まれた」とも伝えられて居る。
三重郡司(みえ・こおりつかさ)の川島家と言い、伊勢神宮の神主・度会家(わたらいけ)と言い、実は借り物の系図と言う事も伊勢三郎義盛の場合は大いに有る。
伊勢(三郎)義盛は、幼少時に伊賀の中井・某の下で養育されていた。
その後、若い頃に度会郡二見郷に流落し、江村に在住して伊勢江三郎を名乗り、武芸全般の修行をしている。
しかし、何しろ修験の草(影人)の事である。修行時代の若い頃から、居所も名前もその都度身元を気取られないように転々と変え、鈴鹿山に潜伏して一時、焼下小六を称していた。
その後上野国荒蒔郷に潜居して居たが、父・吉次の依頼(命令)で源義経の鞍馬から奥州下向に際し家人として加わり、伊勢(三郎)義盛を名乗っている。
思い付くまま忍者物語・第三章(六)(平安末期から鎌倉・室町期へ)へ続く

作者の公式HP(こうしきホームページ)へは、「 未来狂冗談の部屋 」で検索して下さい。

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