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謎の小説家・未来狂冗談(ミラクルジョウダン)が、思い付くままに物語を綴(つづ)ります。
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思い付くまま忍者物語・第一章(四)(忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)

占領支配された先住民(蝦夷)も、征服者達に隷属・同化した者ばかりではない。
大半は戦闘を繰り返しながら、東に、そして東北へと住居を移して生き残りを図ったが、中には取り残された者達も居る。
当然見つかり難い処に身を隠し、ゲリラで長期に抗戦した集団も各地にいた。
古事記、日本書紀、各地の風土記に登場した土蜘蛛(つちぐも)族達は、こうした先住民(蝦夷)の抵抗の事で、支配者も枕を高くして眠れない。
しかし掃討し尽したのか、帰順させ尽したのか、やがてそれらの抵抗は衰えて行く。
その過程については、何しろ侵略部族側が侵略に正当性を持たせる為に、最初から彼らを蛮族(野蛮人)扱いで、人間扱いしていなかったから、その経緯(いきさつ)の記録は、まったく定かで無い。
このリアルな事案を解決したのは、いったい誰だろう。
断って置くが、この話は、平安中期に「陰陽寮」が朝廷に設立されるズーット以前を前提としての事での疑問である。
大部隊なら征夷将軍、鎮守府将軍などの出番だろう。
だが、小規模の相手に対して、どんな対策がなされたのか?
源頼光と酒呑童子の物語は有名だが、現実に、小勢力のゲリラを掃討したのは、正規の追捕使(ついほし)や検非違使(けびいし)等だったのだろうか?
また初期・陰陽道創始者とされる葛城氏族系・役小角(えんのおずぬ)の登場が、天武天皇(第四十代)から桓武天皇桓武天皇(第五十代)の時代にか掛けて皇統の正統性強化の為に強力に推し進めた古事記日本書紀の編纂時期と重なって居る事を勘案すれば、総体を客観的に見ると初期・陰陽師の存在は「天孫降臨伝説」の神話を広く啓蒙する為の「宣教師的な役割を負っていた」と考えられる。
つまり初期・陰陽師は、神の威光で統治する天皇の権威を、隅々まで浸透させる布教工作員の役割を担っていた。
そう言う事なら、陰陽師の活動資金は朝廷から出ていても不思議では無く、日本人の歴史共通認識を醸成させたカラクリが見えて来るのだ。
山深く移動し、戦闘、説得帰順の為の宗教的知識まで持った古代のレンジャー部隊が山伏(修験道師)の影の役わりで、つまり修験道師は「宣教師兼秘密警察」ではなかったのか?
地方により違うが、代表的な所で、ゲリラ蝦夷の呼び名は鵺(ぬえ)、土蜘蛛(つちぐも)、鬼(おに)、・・・この本拠の一つはどうした訳か、大和の葛城山・大江山などの山々である。
つまり、修験道の「行動守備範囲」と重なっているのである。
この役小角(えんのおずぬ)と修験道組織の出現、実は大和朝廷の「途方も無い政変」と大きな関わりがあるのだが、その話は追々する事に成る。
第一章(忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)(五)へ続く

公式HP(こうしきホームページ)へは、「 未来狂冗談の部屋 」で検索して下さい。

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