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謎の小説家・未来狂冗談(ミラクルジョウダン)が、思い付くままに物語を綴(つづ)ります。
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思い付くまま忍者物語・第一章(三)忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)

葛城氏は、大王家(おおきみけ/後の天皇家)家確立後、葛城「臣(おみ)」と成るが、かつては大王家に対抗出来る最大の豪族、あるいはもう一つの「大王(おおきみ)家」、つまり「御門(みかど)」であったと言われている。
古事記や日本書紀(紀・記)の編纂に当たり、過去の事とは言えども葛城氏の真実を明かす事は、すなわち神の威光を持って統治する天皇家が、かつて一豪族から成り上がった事を公(おおやけ)にする危険も意味していた。
そしてまた、王達の連合国家・初期の大和合大国(だいわごうおおくに)において、大王(おおきみ・大国主)の血統が移っている事実も、神の威光を持って統治する精神世界には馴染まない事実で在った
「古事記・日本書紀」の記述では、五世紀後半頃の葛城氏(賀茂族)は神武朝に心服した大豪族(臣王)で、神武朝に葛城族から代々嫁を出す誓約(うけい)の形式を採って居たようであり、大臣・葛城円(かつらぎつぶら)が雄略大王(おおきみ/天皇第二十一代)に滅ぼされるまで、大和朝廷は「大王家(おおきみけ/天皇家)と葛城家の連合政権であった」とされている。
当然ながら葛城家は、黙っていても大王(おおきみ・大国主)の「外祖父」を排出する事になり、時系列的に言えば、後の大豪族(臣王)蘇我家以前に、大王家(おおきみけ/天皇家)に匹敵する存在が「葛城御門(かつらぎみかど)」で、武力を持たず「神の威光で統治する」大王家(おおきみけ/天皇家)の武力的後援者ではなかったのだろうか?
但しこの話、あくまでも百五十年ほど後に天武天皇(第四十代)から桓武天皇(第五十代)の時代にかけて、皇統の正統性を殊更強調する事を目論んで編纂された「古事記・日本書紀」の記述内容である。
出来れば神武帝以来の皇統の正統性を明示したいのであるから、辻褄合わせの最大限妥協して「代々嫁を出す」としているのではとも考えられる。
それほどの力を持った葛城臣王家・大臣・葛城円(かつらぎつぶら)が、武力を持たない雄略大王(おおきみ/天皇第二十一代)に「攻め滅ぼされ葛城臣王家が消滅した」と言うのである。
これは謎である。
大戦(おおいくさ)なら相応の歴史的事件としての扱いがある筈なのだが、戦乱も続かず目立った分家も残らず、簡単に葛城臣王家を跡形も無く根絶やしにする。
そんな事が、現実的な状況として起こり得るのであろうか?
この謎も、この物語で解いて行かねばならない課題だった。
そして、「役小角(えんのおづぬ)」の修験道師育成には影の目的が存在した。
第一章(忍者の芽生え/呪術から剣術・忍術へ)(四)へ続く

作者の公式HP(こうしきホームページ)へは、「 未来狂冗談の部屋 」で検索して下さい。 

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